ニュースで「老後の資金を2,000万円ぐらい自分で準備しないといけない」と聞き、資産運用に興味を持ちました。
ただ、何をしたら良いかわからない!
私は自営業をしているくせに、お金に関する知識が全くと言って良いほどありませんでした。
そこで「まずはお金のことを勉強したいなー」と思い、調べてみたところ出てきたのがFP(ファイナンシャルプランナー)の試験でした。
「FP技能検定」と呼ばれている国家資格です。
「お金の勉強になりそう!」思い切って受けてみた3級FP(ファイナンシャルプランナー)技能検定。
3級は2週間程、独学で勉強してみたところ見事一発合格できました!
そこで今回は私がFP(ファイナンシャルプランナー)試験3級のためにした勉強法と使用したテキスト等をご紹介したいと思います。
どなたかの参考になれば嬉しいです。
FP(ファイナンシャルプランナー)技能検定3級の試験概要
FP技能検定には1級、2級、3級の3つの等級があり、それぞれに学科試験と実技試験があります。学科および実技試験に合格すると等級ごとにFP技能士(例:2級FP技能士)を名乗ることができます。
https://www.jafp.or.jp/exam/about/
また、試験は、顧客の収入・支出、資産・負債、保障(内容)などのデータを収集し、現状を分析したうえで、顧客のライフプラン上の目標を達成するため、貯蓄、投資、保険、年金、税金、不動産、相続などについて、長期的かつ総合的な視点でさまざまなアドバイスや資産設計を行い、併せてその実行を援助するための知識が問われます。
簡単に言うと、FP技能検定は国家資格で、取得したら人生設計やお金に関する知識がついてアドバイスが出来るようになりますよーって感じですかね。
受験資格は?
3級は誰でも受けることが出来ます。
試験内容は?
3級FP技能検定は、学科試験と実技試験があります。
私の時は午前中に学科試験、午後から実技試験でした。実技試験といってもマークシートなので、ご安心ください。ちなみに学科もマークシートですよ。
学科 | 実技 | |
---|---|---|
問題数 | 60問 | 20問 |
試験時間 | 120分 | 60分 |
合格基準 | 36点以上(60点満点) | 60点以上(100点満点) |
金財とFP協会どちらで受けるべき?
FP技能検定は「金融財政事情研究会(以下金財)」と「FP協会」のどちらかが実施している試験を受けることになるのですが、両者の違いは実技試験の内容と受験地です。
※受験日や受験料、学科はどちらで受けても一緒です。
ではどちらで受験すれば良いのか!?
「個人資産相談業務」や「保険顧客資産相談業務」についての試験を受けたい場合は金財、「資産設計提案業務」についての試験を受けたい場合はFP協会で申し込むのが良いでしょう。

そんなこと言われても、よくわからない!
という方へ向けて、もう少し詳しくご紹介しますね。
まず1番わかりやすいものから…
「保険に関わる仕事をする人」、「保険に詳しくなりたい人」の場合は「保険顧客資産相談業務」の実技試験がある金財での申し込みがオススメです。
では、それ以外の場合は…?
「比較的問題が簡単」なのはFP協会の実技試験だそうです。
問題は簡単なのだそうですが、その分出題範囲は金財の試験より広いです。
その実技試験の出題範囲は以下の6項目なのですが、FP協会の実技試験では全ての分野から出題されます。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
金財の「個人資産相談業務」の実技試験では「リスク管理」からは出題されません。
また、同じく金財の「保険顧客資産相談業務」の実技試験では「金融資産運用」と「不動産」からは出題されないそうです。
どの実技試験を受けるか迷った際には、実技試験で勉強する分野を少なくするか、全分野だけど簡単な問題にするかで選んでみてはいかがでしょうか。
私は簡単な問題が良かったのと満遍なく知識が欲しかったので、FP協会の試験を申し込みました。
試験費用は?
学科と実技、合わせてぴったり6,000円です。
消費税はかかりませんが手数料はかかる場合があります。
もし、過去に学科、もしくは実技のみ合格している場合は片方のみを3,000円で受験することも可能です。
※ただし有効期限があるそうなので、ご確認ください。
FP(ファイナンシャルプランナー)技能検定3級の勉強方法は?
勉強方法はとってもシンプルです。
私の場合は、購入したテキストを読むことと問題集を3周程やりました。
その際に使用したテキストと問題集はこちらです!
使用したテキスト

2018-2019年版 みんなが欲しかった!FPの教科書3級 [ 滝澤ななみ ]
この記事を書いた時点では、以下のものが最新です。
私が受験した時は2018年だったので、2018-2019年度版を購入しました。
受験年によっては少し制度が変わることもあるそうなので、ご自身が受験しようと思われている年の最新のテキストや問題集を購入するようにしてください。
こちらのテキストはカラフルで読みやすく、知識が全然なかった私でも理解しやすかったです。
重要な単語は赤文字になっているので、付属赤いシートで隠しながら読むことも出来ますよ。

使用した問題集

2018-2019年版 みんなが欲しかった! FPの問題集3級
現在なら以下のものが最新です。
ここからは、勉強方法についてもう少し詳しくお話ししていきますね。
FP技能検定の勉強法1:テキストを読む
お金に関する知識もFP(ファイナンシャルプランナー)についてもよくわかっていなかった私。
まずは購入したテキストを読み始めました。
丁寧に書かれているので、ほとんど理解することは出来ました。
ですが、お金に関する知識がゼロの私…分からないこともチラホラありました…
テキストだけで理解できなかった単語等は自分でネットで調べるようにしていました。
私の場合は、用語の読み方がわからないものが多かったです。
FP技能検定の勉強法2:問題集を解く
1分野のテキストを読み終わったらその分野の問題集を解きます。
間違ったところは解説を読み、さらにもう一度テキストを読み直しました。
これで何故間違ってしまったのかもわかると思います。
問題集で間違った箇所が「完全に理解できた!」と思ったら次の分野に進みます。
あとは、勉強法1と2を繰り返すだけです。
テキストを読み、問題集を解く。
間違ったところは理解できるまで、解説を読んでテキストも読み直す。
これをテキスト3周分やったところ、3級技能検定に一発合格できました!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私は受験しようと思った際、FP技能検定が国家資格であることも知らず、実技試験に種類があることも知らず、さらにはお金に関する知識もありませんでした。
それでも独学で合格できたので、3級はそこまで難しい試験ではないと思われます。
ちなみに合格率はFP協会の試験の方が高く、だいたい70%前後とのことです。
金財の方はもう少し低いようですね。
とにかくしっかりテキストを読み、問題集を何度かやれば3級は独学のみで合格できると思います。
今回紹介したテキストや問題集はもちろんオススメではあるのですが、色々な種類のものが発売されているので、ご自身が「勉強しやすそうだな」と思うものを選ぶと良いと思います。
試験を受けることで、自分がどれだけ理解できているのかを知る目安にもなるので、お金に関する知識を付けたい方はFP技能検定を一度受験してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。